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院長の漫画カルテ

余計なことからコツコツと。旧「勤務医開業つれづれ日記・3」です。

【感想】つくしあきひと「メイドインアビス(5)」心に突き刺さる大傑作、最高峰冒険マンガ、出た!かわいい絵とは正反対で超ド級、心えぐられる!【ネタバレ漫画レビュー】

 

 

 

度し難し!かわいい表紙ですよねぇ。でも、ド級にトンデモナイ作品です!!

 

2巻のラストでジーンときて、3巻で泣いて、5巻でさらに号泣、という2016年、冒険系最高峰のマンガです!心をえぐられます。

 

 

アニメ化も決定ですね! 

人の探究心、相手を思いやる友情、そして信念。

どれほどまでに残酷な現実が目の前にあっても、折れない心。簡単に書けるけど、実際にどれだけ大変なことか、この作品は教えてくれます。

 

心や体が傷ついても逃げずに前に進むということがどれほどまでにつらいことか。多くの犠牲をはらいながら、リコやリグ、ナナチは前に進みます。

 

 

 

注意:かわいい絵柄ですが、残酷な表現があります。精神的にダメージを受ける方がいるかもしれません。ちなみに、性的な描写はほとんどありません。”ちんちん”のことを「パパ棒」っていうぐらいかな(笑)。

 

 

1巻

 主人公はリコ12歳。

伝説の探窟家、白笛のライザがリコのお母さん。お母さんがいるというアビスの最下層、『奈落の底』をめざします。

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もう一人の主人公、ロボットのレグ。記憶を失っており、ロボットなので『アビスの呪い』をうけない。ロボットなのに泣き虫で、動揺しやすい。ちんちんは生。金玉も生、らしい。

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『アビス』直径1000メートル、深さ2万メートル以上の縦穴。『アビスの呪い』という上昇負荷があり、深くなるほど帰還時に障害が出る。深界七層からの帰還は”確実な死”を意味する。

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2巻

 

深界二層。リコなどの赤笛が深界二層に入ると、”自殺扱い”になってしまいます。そんなとんでもない世界が広がっています。

 

各巻の深界の入り口のシーンがすごいです。いままでが大変だったのに、深い層はさらに予想を超える困難が待ち受けています。新しい深界に立つとき、二人の緊張感がビリビリ伝わって来るようです。

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不動卿オーゼン。リコの母、白笛のライザの師匠であり、かつての仲間。

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 リコの出生の秘密を知っているオーゼン、かなり怖いです。

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 2巻の最後、お母さんのライザの見開きシーンがとてつもなく素晴らしいです。

 

 

 

3巻

メイドインアビスは3巻からトンデモなくなります。この作品はぜひ3巻までは読んでほしい!3巻以降がこの作品の本当の凄さが出てきます。

 

 深界三層。『タマウガチ』に襲われ、手には毒、さらに上昇負荷がかかったリコはあらゆる穴から血が噴き出します。

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そこに『ナナチ』が登場します。

たぶんファンも多いはず!ふかふかの見た目からは想像もつかないほど、すごくいろんなことを背負ってしまっています。

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ミーティを背負ったナナチ。ナナチにとって、宝物であるミーティのために深界五層の「筋金入りのろくでなし」白笛ボンドルドから逃げ出します。

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そして、このシーン!

もう、もう、もう、もう、ナナチと一緒に読者も号泣です。

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心に刺さったトンデモナイ3巻です。

 

4巻

 深界四層。リコのお母さんであるライザの好きなお花畑を失います。

深界五層。「筋金入りのろくでなし」白笛ボンドルドの娘『プルシュカ』です。やべー、5巻読んでから4巻のプルシュカ見ただけで涙出てきた。

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プルシュカの父、超ド変態、筋金入りの外道、『黎明卿』ボンドルドです。

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言葉遣いは丁寧ですが、やっていることは人の道を大きく外れています。

 

5巻を読んだ後に、4巻のラストシーン、プルシュカが横たわっている姿を読み返すと、いたるところにあるカラダの×印にどうしようもなく涙があふれてきてしまいます。プルシュカ、いい娘すぎるやん!

 

5巻

そしてついに 最新5巻が出ました!読みました?

これすごい傑作、出ちゃいましたね……。すごすぎて、心がへし折られそうです。

 

みんな、感想とか結構平気で書いているけど、すごくない?管理人はボロボロ泣きながら書いてます。

 

ナナチはボンドルドの外道の行いを知っています。

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えっ……、カートリッジって????

そして、深界六層に行くための『命を響く石』の原料って????

 

レグの再起動は、地上とは全く異なりました。意識を失ったレグは暴走します。

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そして、『前線基地』よりふかい『黎明の箱庭』もおぞましいことになっています。リグとリコ、ナナチは持てる力を振り絞ってボンドルドに立ち向かいます。あまりにも人として狂っているボンドルドを倒さねば、みんなの旅はここで終わりになってしまいます。

 

プルシュカは父ボンドルドに寄り添っています。そしてリグやリコと戦いながら、ボンドルドを思い、そしてリグやリコと一緒に冒険に行くことを夢見ます。すでに、決して行くことのできない夢なのです。プルシュカは父に語ります。

 

「パパ… もう どんなにつらいことも 

どんなに暗い夜も 一緒に越えていけるよ」 

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「一緒に 冒険に……」

 

ぶわっっっっ!(涙)プルシュカいい娘すぎるやん! めちゃくちゃにひどい、本当にひどい状況であっても、父にも、リコたちにも、前向きで優しく接します。そして、プルシュカは自分自身を、自分の夢を、リコに託します。

 

表紙の、前に進んでいくプルシュカとリコのふたりを見ると、またポロポロと涙が出てきます。もう、読者は子供を見守るお父さん、お母さんの気分です。

 

 

このマンガ、

すごい!

すごい!!

すごすぎる!!!

あまりに度し難し!!!!

 

ということで、あまりの衝撃に放心状態の5巻でした。

 

非人道的で残酷なのに、それでも純粋で、勇気をもらって、愛情を感じて、一緒に行きたい、前に進むことは素晴らしい!と思うことができるこの作品は奇跡に近いと思います。この素晴らしい作品を知らないなら、本当にもったいなさすぎ。マンガが好きならぜひ、読んでみてください!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご参考になりましたら幸いです。